30代後半の薬剤師は転職しにくい!?転職に失敗しないために
30代後半で転職されるのなら、かなりシビアになった方が良いと思います。
特に正社員として働く場合は、「給料が高いから」とか「残業が少ないから」と言った理由だけで転職をしてしまうと、後に痛い目を見てしまう可能性があります。
特に正社員として働く場合は、「給料が高いから」とか「残業が少ないから」と言った理由だけで転職をしてしまうと、後に痛い目を見てしまう可能性があります。
ほう、いろいろ問題がありそうだな。
まずですね、やっぱり転職は他の業種に比べてしやすいかと思います。
ただ、正社員として薬剤師を一生続けていくと考えているのであれば、この年代の転職は最後にした方が良いでしょう。
ただ、正社員として薬剤師を一生続けていくと考えているのであれば、この年代の転職は最後にした方が良いでしょう。
そうなのか?若いときのように、条件の良い所へどんどん転職して言っては駄目なのか?
ん~・・・。実はそれをやってしまうと都合の悪いことがあるわけです。
例えば「退職金」ですが、これは勤続年数に応じて支払われるものです。そのため、勤続年数が短ければその分だけ、金額は少なくなります。
なので、30代後半から新しい職場に勤め始めるとなると、やはり長く勤めている薬剤師に比べて金額は少なくなってしまいます。更に年齢を重ねてからの転職では、もっと金額が少なくなってしまいます。
例えば「退職金」ですが、これは勤続年数に応じて支払われるものです。そのため、勤続年数が短ければその分だけ、金額は少なくなります。
なので、30代後半から新しい職場に勤め始めるとなると、やはり長く勤めている薬剤師に比べて金額は少なくなってしまいます。更に年齢を重ねてからの転職では、もっと金額が少なくなってしまいます。
まぁ、それはどこの会社でも同じだよな。
なので、なるべく長く勤められる会社を見つけ出した方が良いのです。そういったこともあり、30代後半はもう良い時期かなと思います。
そうだな。他には何かあるのか?
採用者からの心象は、年齢を重ねるごとに悪くなっていってしまいますね。特に転職回数が多い場合には、転職回数の多さに注目されることでしょう。
オヤジさんがもし面接官だったとして、40歳近い人が面接に来て、それも転職回数が多かったりしたらどう思いますか?
オヤジさんがもし面接官だったとして、40歳近い人が面接に来て、それも転職回数が多かったりしたらどう思いますか?
そうだな。ワシなら、「あ、この人、何かあるな。」とやっぱり考えてしまうな。そしてなぜ今まで転職を繰り返してきたのかをやっぱり聞くな。
採用してすぐに辞められると嫌だからな。
採用してすぐに辞められると嫌だからな。
ですよね。面接する側としても心配になってしまうんです。転職回数が少なかったらまた違うんですけどね。
特に日本の場合、「会社を辞める」「転職をする」という言葉にマイナスイメージを抱える人が結構いますからね。なるべく転職回数は少ない方が良いですよね。
特に日本の場合、「会社を辞める」「転職をする」という言葉にマイナスイメージを抱える人が結構いますからね。なるべく転職回数は少ない方が良いですよね。
なるほどな。
採用されやすい主婦薬剤師
ここまでは正社員の薬剤師で働く場合の話だったのですが、30代後半でも採用されやすい人はいます。
お?どんな人だ?
それは「主婦の薬剤師」です。結婚や出産で現場を離れていた女性の薬剤師が、このくらいの年齢になると現場復帰してくることが多いのです。
子供が大きくなり手が掛からなくなって、自分の時間を作りやすくなるからだな。
そうですね。子供がどこかに預けられる年齢になることで、仕事に復帰することを考えるようになるのです。また、子供が大きくなるにつれお金も必要になってきたり、マイホームを購入してその支払いのためにやはりお金が必要になってくるのも、このくらいの時期なのです。
そうだな。で、みんな正社員希望なのか?
家庭の事情やその人の考え方にもよりますね。正社員でフルタイムで働き始める人もいますし、「時短勤務」で働き始める人もいます。
また、慣れるまではアルバイトで現場に慣れていく人もいます。また、派遣を選んで好きな時に働く人もいます。本当、人それぞれですね。
また、慣れるまではアルバイトで現場に慣れていく人もいます。また、派遣を選んで好きな時に働く人もいます。本当、人それぞれですね。
どうなんだ?採用側としては?どんな働き方をしてくれる人を望むんだ?
正直どんな勤務体型でも歓迎してくれると思いますよ。余程人材が余っている会社以外は。
そんなもんなのか?
やはり人手不足というのが大きな原因ですね。少しでも働いてくれる人がいるだけで、本当に助かるんです。
じゃぁ、主婦で復帰する人は年齢の心配はそれほどしなくても良いということか?
そうですね。もちろん採用する側の考え方にもよりますが、そこまで年齢はネックにならないと思います。
それでも薬剤師は転職しやすい
30代後半の薬剤師の転職は、少しずつ厳しいものになってくるというのは分かった。それまで転職を繰り返していた場合は特に厳しくなるということも。主婦の場合は、現場復帰してくる頃だというのも分かった。
そうですね。そんな感じです。とは言っても、他の職業に比べたら、まだまだ転職しやすい職業と言えます。
転職を繰り返していたとしてもか?
働き方を選ばなければ、薬剤師の需要は凄くあります。
働き方を選ばないとは?
基本的に会社側としては、正社員を雇用したいと考えます。
ところが、少しの時間働ける、いわば時間に融通が利くようなアルバイトは重宝されるのです。また、忙しい時期だけ入ってもらえるアルバイトや派遣と言った勤務形態の方はやはり重宝されます。
ところが、少しの時間働ける、いわば時間に融通が利くようなアルバイトは重宝されるのです。また、忙しい時期だけ入ってもらえるアルバイトや派遣と言った勤務形態の方はやはり重宝されます。
つまりどういうことだ?
例えばドラッグストアの場合。ギリギリの人数で店舗を回していることが多いのです。でもそれでは、薬剤師の負担が大きくなってしまいます。休むことすらできないこともあります。
そんな時に、アルバイトでも薬剤師の免許を持っている人がシフトに入ってくれれば、店舗を閉めず、薬の販売をすることができます。
そんな時に、アルバイトでも薬剤師の免許を持っている人がシフトに入ってくれれば、店舗を閉めず、薬の販売をすることができます。
そんなものなのか。あ、見たことがあるぞ。ドラッグストアに行ったら、薬の棚にネットがかけられていて薬を買うことができなくなっていた。
ああ、それは薬剤師が不在ということです。なのでそういった時間が少しでもあるということは、商売している側からしてみると損失でしかありません。
消費者からしてみれば、「あそこは良く閉まっているから、薬は他の店で買おう」といったイメージが付いてしまいます。
消費者からしてみれば、「あそこは良く閉まっているから、薬は他の店で買おう」といったイメージが付いてしまいます。
それはまずいよな。
ですよね。なので開店休業状態は避けなければなりません。ということもあって、アルバイトの存在は大きいのです。
なるほどな。
どんな状況でも仕事をする上での希望は伝えよう
以上のこともあり、薬剤師として仕事ができなくなると言ったことは30代後半だとしてもほとんどないと言って良いでしょう。
そうだな。本当薬剤師って凄い良い職種だよな。
でも、20代後半や30代前半に比べると転職はしにくい状況になってくるんだろ?
でも、20代後半や30代前半に比べると転職はしにくい状況になってくるんだろ?
その年代と比べればそうですね。でもそんなに気にするほどでもないと思います。
あと、注意しておきたいこととしては「年齢を気にしすぎないこと」です。
あと、注意しておきたいこととしては「年齢を気にしすぎないこと」です。
年齢を気にしすぎる?どういうことだ?
転職する薬剤師の中には「もう30代後半だから、会社の言っている条件を全て飲まないと採用してもらえないかもしれない・・・。」と考えてしまう方がいらっしゃいます。
つまりどんな要求でも受け入れてしまう「イエスマンになってしまう」のです。
つまりどんな要求でも受け入れてしまう「イエスマンになってしまう」のです。
分かるなぁ、その気持ち。
でもそれでは、その先何年も働くわけですから自分がどんどん大変になってきてしまうのは目に見えています。
何歳であろうと、働く上での希望をしっかりと会社に伝えることは自分を守る為にも大事なことです。
何歳であろうと、働く上での希望をしっかりと会社に伝えることは自分を守る為にも大事なことです。
というと?
正社員としてもアルバイトとしても同じことが言えますが、「給与はいくらなのか」、「労働時間は何時から何時なのか」、「残業はあるのかないのか」、「休日はどのようになっているのか」など、当然のことですが、この辺りはしっかりと確認を取った方が良いでしょう。
そして、自分が許せないような条件を出された場合には、断ってもいいと思います。
そして、自分が許せないような条件を出された場合には、断ってもいいと思います。
なるほど。なんでもOKになってしまうと、無理な労働を強いられる可能性があるということか。
そうですね。ただでさえ人手不足です。「ちょっと残業してくれない?」、「ちょっとこの日、出勤してくれない?」といった具合で言われてしまうことがあります。
それを許してしまうと、当然のようにどんどん要求されるようになり、結局大変になってしまうのは自分になってしまいます。
それを許してしまうと、当然のようにどんどん要求されるようになり、結局大変になってしまうのは自分になってしまいます。
そうだな。ある程度は助けても良いかもしれないが、毎回毎回要求を飲んでいると、いつの間にか「この人は何を頼んでも大丈夫」と思われてしまうからな。会社からしてみたら最高のイエスマンになってしまうわけだな。
そうなんです。
そのため、入職前には必ず希望を伝えるようにしましょう。どんな細かいこともです。
そのため、入職前には必ず希望を伝えるようにしましょう。どんな細かいこともです。
でも言いにくいよな・・・。
ですね。でも肝心なことです。
もし言いにくいようなら、薬剤師の転職サイトを利用して就職活動を行えば、転職サイトのスタッフが代わりに言ってくれますよ。
もし言いにくいようなら、薬剤師の転職サイトを利用して就職活動を行えば、転職サイトのスタッフが代わりに言ってくれますよ。
30代後半の薬剤師には転職サイトの利用を強くお勧めしたい
転職サイトって転職者以外も使えるのか?
はい。薬剤師の免許さえ持っていれば使えます。転職しようとしている薬剤師や、復帰しようとしている薬剤師といった具合に、免許さえ持っていれば大丈夫です。利用料も無料ですから安心して使ってください。
そうか。
登録だけしておいて、良い求人が見つかった時にだけ話を深く聞いたり、実際に転職活動のサポートをお願いするという手もあります。
そういう人っているのか?
沢山います。すぐに転職したいという人がいる一方、条件が良い求人が見つかったら転職をしたいと思っているという人もいます。
なるほどな。
特に30代後半ともなってくると、転職には慎重になってきます。
そういう人ほど転職サイトに登録して多くの求人情報を集め、その中から十分に吟味してから動きます。
そういう人ほど転職サイトに登録して多くの求人情報を集め、その中から十分に吟味してから動きます。
なるほど。
あと、転職サイトは出来るだけ多くに登録した方が良いでしょう。少なくても3つは登録した方が良いと思います。どうせ無料ということもありますし、その方がより多くの求人情報を集められます。
沢山登録してもどうせ情報が被っているんじゃないのか?もしそうなら1つだけに登録すればいいと思うのだが。
そういったことも当然出てきますが、「その転職サイトにしかない求人情報」というのも多数あるので複数登録は転職・就職を成功させるための1つの方法だと思います。
なるほどな。