薬局の「はかり」は種類が豊富
薬局には最低1つは「はかり」が置いてあります。「はかり」はデジタル式で小数点以下第2位まで測れるものが使われています。
「はかり」は粉薬や塗り薬を量りとる際に使われる他、分包した粉薬の重さが適正かどうか調べる際などにも使用されます。正確性を維持するために薬局で使用する「はかり」は、2年に1度検査を受ける必要があります。
「はかり」には4つの足がついていますが、足は回転させて高さを調節することができます。足の高さを変えることで「はかり」を水平になるよう調節します。「はかり」には数字の出る画面の隣に小さな窓がついています。窓の中には小さなボールが浮かんでいるので、そのボールが窓に書かれた円の中に入るように足の高さを調節して「はかり」が水平になるようにします。
その他、「はかり」にも色々あります。
例えば、機械物は水や埃には弱いものです。しかし薬局で使用する「はかり」には防水・防塵タイプのものを採用しているところが多いです。また、耐薬性・耐腐食性の機能を持っていることも多いです。
薬局ではどうしても薬が細かいため、機械の隙間に入ってしまうことがあります。それにより、少しずつ調子が悪くなってしまったり、計測結果がくるってしまうことがないとは言えません。それらのリスクを回避するため、2年に1度検査を受けますし、初めからあらゆる耐久性に優れた「はかり」を採用するようにしているのです。
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