「篩(ふるい)」で粉剤した錠剤を取り除く

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篩(ふるい)は茶こしを利用錠剤を粉砕して渡さなくてはいけない際、粉砕後にふるいにかけます。ふるいにかけた後、ふるいの中に残った大きな粒をさらに潰して再度ふるいにかけることで粉の大きさを均一にします。

調剤薬局では茶こし状のものが使われることが多いのですが、病院や在宅医療を主に行っているような薬局の場合、目の大きさが違う数種類の丸いふるいを使い分けています。これは口から服用することができる人に使用するふるいと、胃ろうでチューブを通して直接胃に送り込む必要がある人に使用するふるいが違うからです。

口から服用することができる人は、多少粒が大きめでも問題ないのですが、胃ろうの人は粒が大きいとチューブに粉が詰まってしまう原因になるため、口から服用できる人より目の細かいふるいにかけて渡します。

薬局や病院によっては篩を使わない場合も

錠剤粉砕後には篩を使用するのが常識だと思っていたのですが、知り合いの薬局では篩を使用しないという話を聞きました。理由としては、いまだかつてチューブに粉が詰まったことがないためということでした。

このような意見も聞かれることもあるのですが、万が一と言うこともありますし、やはり篩を使用した方が良いかとは思います。

※ちなみに上に掲載している画像は、薬局で実際に使われている篩です。正確に言うと、篩として使っている「茶こし」です。茶こしでも十分に役目を果たしてくれます。

   

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