「SE」とは副作用の意味
患者の服用歴や服用状況を記載する薬歴を書く際、副作用を指す言葉として「SE」という単語を使います。SEとは英語で副作用を示すSide Effectの略語になります。
話し言葉の中で使うことは滅多にないのですが、薬歴に残す際には副作用と思われる事象がなかった場合は「SE(-)」「SEなし」、副作用と思われる事象があった場合には「SE(+)」といった書き方をします。
例えば胃の痛みが出るなどの副作用を起こす可能性のある薬が前回処方されていた時に、副作用が出てないことを確認できたら「胃障害SE(-)」のように記載します。また副作用が出て薬が変更になった場合は「胃障害SEのため変更」などといった書き方をします。
副作用の有無は、薬剤師にとって必ず確認しなければならない重要な確認事項になるので、ほとんど毎回の薬歴にSEという単語は出てきます。
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