「薬情」とは薬剤情報提供書のこと

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薬局が患者に渡す薬の説明書き、薬剤情報提供書のことを「薬情」といいます。読み方は「ヤクジョウ」ですが、薬局によっては「ヤクジョ」と呼ぶことも多いです。

以前は、薬剤情報提供料という薬剤情報提供書を渡すことによる料金が発生していたので、薬剤情報提供料のことも薬情と読んでいたのですが、改定により薬剤情報提供料はなくなったので現在、薬情という時は全て薬剤情報提供書のことを指します。

使う時は以下のような感じです。

 

印刷物は全部出てますか?

薬情だけ出てないから出しておいてください。

などという感じで使います。

薬情には「調剤した薬の名前と薬効成分名、成分の分量、用法用量、服用上の注意や副作用などの注意事項、その他薬剤師が必要だと思った事項」を記載する必要があります。

近年システム化が進んでいる

最近では専用のソフトウェアがあり、コンピュータを使用して薬情を作成します。ソフトウェアの中には薬剤のデータが登録されています。それを利用して薬情を作成していきます。

このシステムはかなり高性能で、患者ごとに今までの処方履歴を登録しておくことができ、過去にどのような処方をされたのかを一目で見ることができます。

これにより、もし処方内容に不安を感じたときには、疑義照会を行ったりもします。

最近のソフトウェアは非常に優秀で、薬剤情報提供書に処方された薬の画像が表示されます。これにより、複数薬を服用するときにも迷わないで服用することができます。

   

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