薬剤師を1年目で辞めたいと考えた事例と対処法

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ここでは実際に薬剤師を1年目で辞めたいと思った方の事例を紹介します。そして、どのように対処したのかも紹介します。

理想と現実の違いを一番強く感じるのが1年目になると思います。

辞めたいと思っているだけでは解決には繋がりません。その後どのように行動したのかが重要です。

1.調剤薬局に就職し希望に燃えていた

晴れて国家試験に合格し、調剤薬局に就職して1年目。

最初の数ヶ月は希望に燃え、学生時代とは違う現場の仕事に忙しいながらもやりがいを感じているでしょう。調剤ばかりだった毎日から投薬に行かせてもらえるようになり、毎日の薬歴業務に悩まされ・・・その辺りから少しずつ自分の中で何かが変わってくる人もいるかと思います。

2.理想と現実の違い 人間関係に悩まされた

1年目の転職理由の多くは「思っていた仕事と違う」「職場の人間関係が辛い」という2点が一番多いと思います。

私自身はもともと「調剤はサービス業」と割り切っていた感が強いので、前半部分はあまり当てはまりませんでしたが、職場の人間関係にはずいぶん悩まされました。

とにかく毎日狭い調剤室で同じメンバーで仕事をしているわけですから、人間関係というものは非常に重要になってきます。

初めはわからなくても段々仕事に慣れていくにつれ、理不尽なことも増えていきます。さらに仕事に慣れる頃には薬局が一番忙しくなる冬の時期がやってくるので、みんなピリピリし始め、トラブルも増えてくるものです。

先輩が行きたくない癖のある患者の投薬を押し付けられたり、同期の子とあからさまな差別をされたり。中でも一番辛かったのはすぐ上の先輩と管理薬剤師が衝突した時、間に立たされたことです。

管理薬剤師には1年目2年目が一緒に話し合いをして問題解決するよう言われるし、先輩にはどっちにつくのかみたいなことを迫られるし、本当に辞めてしまおうかと思いました。

3.ちょっとしたことで人間関係は解決した

でも、意外にもすぐに問題は解決しました。他の店舗で辞めた人が出たために店舗間で移動が起きたのです。新しい人が入ってきて代わりに問題のあった先輩は他の店舗へ行きました。人が変われば薬局の雰囲気はガラリと変わるものです。これほどまでに違うのかというくらい、穏やかな毎日に変わりました。

調剤薬局やドラッグストア業界というものは店舗間での移動が頻繁に起こります。人間関係で悩んでいるのであれば移動を待つ、もしくは自分から移動を上司に申し出ても良いのではないでしょうか。一年目の時はわからないかもしれませんが、特にボーナス後の夏と年明けは辞める人も多く、薬局のメンバーが入れ替わることが多くあります。

狭い薬局内での人間関係はかなり重要なもので、メンバーが変われば驚くほど雰囲気が変わります。自分が辞めてしまうことで嫌な人間関係から逃げるのも一つの手ではあると思いますが、他の職場に行っても良好な人間関係は保証されません。例え初めは良好な人間関係であったとしても、メンバーの入れ替えで人間関係が悪化する可能性もあります。

一年目での転職はいくら薬剤師が転職の多い職場と言っても、あまり良いイメージを持たれるものではありません。もし、調剤薬局から調剤薬局など同業種間で転職を考えているのであれば、今の問題を解決する方法を模索してみても良いかと思います。

       
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