30代前半で調剤薬局を辞める決意をした薬剤師の転職体験
30代の前半に転職したということですが、なぜ転職しようと思ったのですか?
正直、特にこれ!っていう理由はありませんでした。敢えて挙げるとすれば「不安」はなんとなくありました。
不安ですか?
ええ。大学を卒業後、新卒で約10年間以前の会社に勤務していたわけですが、その間、異動らしい異動は1度だけでした。
つまり、2ヶ所でしか仕事をしたことがないわけで、このままでは薬剤師としての視野が広がらないのでは?という不安です。
つまり、2ヶ所でしか仕事をしたことがないわけで、このままでは薬剤師としての視野が広がらないのでは?という不安です。
なるほど。つまり、様々な環境に興味を持っていたのに、その環境に身を置くチャンスがないと感じたわけですね?
ええ。せっかく仕事するのなら、色々なことに挑戦してみたいじゃないですか。
確かに。そういった考えもありますね。
結局どうしたのですか?
結局どうしたのですか?
私以外にも、様々な不安や不満を会社に対して抱えていた同僚が複数いまして、一気に退職していきました。それを目の前で見ていたら、変に自分の心も決まったというか、自分が会社を辞めることに現実味を帯びてきた感じがしました。
会社を辞めるって、一歩踏み出すって感じですからね。その一歩を踏み出すのは結構大変だったりしますよね。
退職が現実的に感じるようになってからどうしたのですか?
退職が現実的に感じるようになってからどうしたのですか?
流石に、退職してから新しい職場を探す勇気はなかったので、仕事をしながら、新しい職場を探すことにしました。
その際、転職経験のある薬剤師にアドバイスをもらい、薬剤師専用の転職サイトを利用することにしました。
その際、転職経験のある薬剤師にアドバイスをもらい、薬剤師専用の転職サイトを利用することにしました。
転職サイトはどうでしたか?
結論から言うと、「登録して良かった」です。
転職サイトに登録してすぐに、転職サイトのスタッフから連絡が来ました。色々転職についての希望や条件を聞かれ、正直に答えました。すると、すぐに複数の求人情報を提供してくれました。
転職サイトに登録してすぐに、転職サイトのスタッフから連絡が来ました。色々転職についての希望や条件を聞かれ、正直に答えました。すると、すぐに複数の求人情報を提供してくれました。
その後どうしたのですか?
提供してくれた求人情報の中に、良さそうな求人があったので、面接を受けることにしました。
面接は不安だったのですが、面接のポイントを転職サイトのスタッフに教えてもらっていて、練習していたので、スムーズに応えることができました。
面接は不安だったのですが、面接のポイントを転職サイトのスタッフに教えてもらっていて、練習していたので、スムーズに応えることができました。
面接のアドバイスもしてくれるんですね。
ええ。これには驚きました。言い忘れていましたが、面接の日程調整もしてくれました。なので、転職活動で苦労は全くしませんでした。
ではすぐに転職できたのですね?
それが、そうでもないんです。
転職サイトを利用したので、新しい職場はすぐに決まりました。ここまでは良かったのですが、問題はその後でした。
会社がなかなか辞めさせてくれなかったのです。退職するまでに半年ほどかかりました。
転職サイトを利用したので、新しい職場はすぐに決まりました。ここまでは良かったのですが、問題はその後でした。
会社がなかなか辞めさせてくれなかったのです。退職するまでに半年ほどかかりました。
辞めさせてくれないって話は良く聞きますよね。
でもよく半年も我慢しましたね。あと、よく転職先の会社も半年間待ってくれましたね。
でもよく半年も我慢しましたね。あと、よく転職先の会社も半年間待ってくれましたね。
ええ。転職先の会社には事情を話して時間をもらうようにしました。同じ業種ですから、その辺りの事情を理解してくれたのだと思います。
会社を辞めるまでの半年間、何をしていたのですか?
引継ぎです。仕事が溜まっていたということもあるのですが、とにかく引き継ぎに時間がかかりました。引き継ぐ人材がなかなかいないんです。薬剤師は人手不足ですからね。
同じ理由として、薬剤師は人手不足だからこそ、新しい転職先も私を半年間待ってくれたのかもしれません。
同じ理由として、薬剤師は人手不足だからこそ、新しい転職先も私を半年間待ってくれたのかもしれません。
そうかもしれませんね。
新しい会社はどうですか?転職した甲斐がありましたか?
新しい会社はどうですか?転職した甲斐がありましたか?
そうですね。「良し悪し」でしょうか。
色々な環境で仕事をしてみたかったので、その辺りの希望はかなう環境だと思います。でも・・・。
色々な環境で仕事をしてみたかったので、その辺りの希望はかなう環境だと思います。でも・・・。
でも・・・?
待遇の面で、面接のときに話していた内容と少し違っていて、その辺りは気になりますね。でもその辺りは許容の範囲内なので、今回の転職は自分の中では成功だったと思います。
でも、せっかく転職したのに、問題点があるのって嫌じゃないですか?
もちろん嫌ですね。なので、既に次に転職の事を考えています。
え?そうなんですか?
薬剤師にとって転職ってそんなに珍しいことではありません。
今回の転職は、次のための「経験」だと捉えています。今回の経験から、自分の中で転職の「ポイント」は分かったつもりでいます。
今回の転職は、次のための「経験」だと捉えています。今回の経験から、自分の中で転職の「ポイント」は分かったつもりでいます。
薬剤師の転職のポイントは何ですか?
ずばり「自分の希望を押し通すこと。そして、しっかりと契約書を結び会社に守ってもらうこと」です。
薬剤師は人手不足ですから、度を超えない限りは、ある程度の条件なら飲んでくれます。ただ、入職してから約束を破る会社もあるので、契約書を結び、約束を破れない状態にします。
薬剤師は人手不足ですから、度を超えない限りは、ある程度の条件なら飲んでくれます。ただ、入職してから約束を破る会社もあるので、契約書を結び、約束を破れない状態にします。
なるほどですね。毅然とした態度が大切なんでしょうね。
そうですね。会社にいいように使われるのではなく、会社をいいように使うくらいの気持ちでいたほうが良いと思います。
ありがとうございました。これからも頑張ってください。
[ad]
記事のタイトルとURLをコピーする