愛すべき不思議な薬剤師たち

記事内には広告が含まれています。

薬の名前を間違える薬局長

50代になろうかという女性薬剤師。ずっと働いてきた大ベテランなのですが、とにかく薬の名前を間違えるのです。

 

ネオメドロール軟膏はネオドメロール軟膏、パロチン錠はパチロン、クラリシッドはクシラリッドなど。患者さんにも間違えたまま説明してます。でも、不思議なことに薬歴は間違えないのです。

 

当時はまだ紙薬歴だったので予測変換で出てくるわけでもなし。不思議です。

 

グローバルな薬剤師

薬剤師は手に職があるせいか自由に生きている人が他の職種に比べて多いような気がします。突然、仕事をやめて海外留学してしまったり、趣味を本格的に学ぶために学校に通いだしたりという人もいました。

 

中でも私が出会った中で一番自由だったのが30代半ばの男性薬剤師。もともと薬学部卒業後、なぜかコンピュータ関連の会社で就職してまた大学に戻って研究した後、調剤の世界に来た変わり者だったのですが、マネージャーまでなった後に突然会社をやめると言い出しました。

 

どうするのか聞いてみると、海外で薬剤師資格を取ってアジアで調剤薬局の会社を立ち上げたいとのこと。彼は今どこで何をしているのか気になります。

熱心すぎる?新人さん

もうすぐ投薬デビューとか投薬はじめたばかりの新人さんには、ベテラン薬剤師の投薬を後ろでこっそり聞いて勉強するよう話すことがあります。普通だとカウンターの中とか、レジ前でこっそり聞くものですが、たまにベテラン薬剤師の後ろまで付いて行ってしまう人もいます。

 

中でもすごかったのが、その薬局では患者さんの席まで行って薬剤師がしゃがむ形で投薬をしていたのですが、新人さんがベテラン薬剤師の隣に一緒にしゃがんでひたすら投薬を聞いていたのです。投薬されている患者さんもちょっと不思議な表情。奥で見ていた私たちは笑いをこらえるのに必死でした。

調剤の動きが変な薬剤師

薬剤師の仕事は基本的に立ち仕事です。錠剤などを集める仕事ではあまりおかしな動きをする人はいないのですが、たまに軟膏を混合したり、散剤をまく時におかしな動きをする薬剤師がいます。忘れられないのはある20代後半の男性薬剤師。

 

かなり長身で調剤台が低すぎるのに加えて、軟膏の混合や散剤の調剤の際には独特のリズムを刻むので、ものすごく目立っていました。ただでさえ調剤室は狭いのに、長身の彼がおしりをぴょこぴょこ動かすようにリズムを刻むものですから、後ろを通る別の薬剤師にぶつかって大変。本人曰く、このリズムじゃないとうまく調剤できないとのこと。ちょっと迷惑な癖でした。

       
記事のタイトルとURLをコピーする