薬剤師転職 体験談 転職経験のある薬剤師さんにお話を聞きました

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ここでは、実際に転職をしたことのある薬剤師の方にインタビューを行い、その転職体験談を紹介しています

様々な年代の方にお話を聞きましたので、同じような境遇の方もいるかもしれません。

是非、参考にしてみてください。




●このページの目次


1.20代後半の薬剤師の転職体験(27歳 女性)

結婚がきっかけで転職を考えました。女性の場合結婚をすると、働き方がガラッと変わる場合が時としてあります。

また同時期に、私に対する会社の対応に疑問を持つようになりました。仕事内容の割に扱いが軽いと思ったのです

そのため転職をすることにしました。収入や休日は減りましたが、職場環境が良く、満足の行く転職となりました。


2.30代前半の薬剤師の転職体験(32歳 男性)

特に大した理由がなく、転職を意識するようになりました。敢えていうなら、薬剤師として他の環境で仕事をしてみたかったというものです。周りの同僚が退職することになったのも1つのきっかけでした。

転職活動を始めてすぐに次の職場が決まりました。しかし、後任がいないという理由でなかなか辞めさせてもらいませんでした。


3.30代後半の薬剤師の転職体験(37歳 女性)

子供を育てながら仕事をしていましたが、働く会社の環境では子育てしながら仕事をするのは難しいため、転職を決意しました。

自分に理想とする条件で転職活動していましたが、なかなか条件に合うような職場を見つけることができませんでした。

半年ほどして条件に合う職場を見つけることができました。転職サイトに提示した条件が厳しく時間はかかりましたが、待ったかいがありました。


4.40代前半の薬剤師の転職体験(45歳 男性)

一般的に40代ともなると転職しにくいものですが、薬剤師の場合、それほど苦労することはないと思います。豊富な経験が武器となるのです。

知識や技術を身に付けたいという思いから、調剤併設のドラッグストアを希望し、転職しました。




5.掲載している体験談について

ここで掲載している体験談は、実際に薬剤師免許を持って働いている方にお聞きしています。そして、その方たちが過去にどのようなことが原因で転職したかというと以下の通りです。




  • 会社からの評価に不満を感じた
  • 特に理由はないが転職を意識した
  • 子育てに力を入れたかった
  • 知識力や技術力を高めたかった

このように、動機はバラバラです。ただし、どの方も「現状よりも良い環境で働きたい」という思いは共通していました。

そして、どの薬剤師も転職する際には薬剤師専用の求人サイトを利用されました。理由を聞いたところ、「今の薬剤師業界の中では転職の時に薬剤師専門の求人サイトを利用するのは一般的」とのことでした。

その理由を聞いたところ、特に印象に残った言葉は、「自分で就職先を探すと色々損をすることが多い」ということでした。

損1 時間がかかる

新しい職場を探すのはとにかく時間がかかります。こだわりがなければすぐに見つけることはできますが、それでは長続きせず、すぐに転職する原因となってしまいます。

また、仕事をしながら新しい職場を探すとなると、なかなか時間を確保しにくいと言った現実もあります。


損2 情報量が多すぎて迷ってしまう

転職を繰り返さないためにも、自分が望む条件で求人を出している職場を探すことになります。すると、多くの情報を比較検討することになり、迷ってしまいます。迷うことは悪くはありませんが、実際に働いてみないと分からないこともあります。

目に見えないことも想定しながら求人を探すとなると、終わりのない作業になってしまいます。


損3 給与面や労働条件面で損をしてしまう

基本的に会社というのは、会社の利益を考えます。そのために人材を採用するわけですが、人件費が会社の利益を圧迫しては元も子もありません。

そのため、なるべく安い人件費で人材を雇い、沢山働いてもらいたいと考えがちです。求人誌や広告で出ている条件はあくまでも採用側の希望の数字です。交渉次第ではいくらでも好条件になることがあります。しかし、そのまま鵜呑みにし働き始めると、一緒に働いている薬剤師よりも給与が安いと言った事態も現実としてあります。





「転職をするなら転職のプロに任せたほうが確か」ということです。論理的に考える薬剤師ならではの回答だと思いました。

6.高い時給を求人に出したいけど出せない理由

「どんなに人材を募集してもなかなか見つけることができない」

これが現在の薬剤師業界です。そのため、「いくら出しても人材を確保したい」と考える薬局経営者は数多くいます。聞いた話では「時給5000円を出しても全く問題ない」という経営者の方もいました。

「なら、求人情報に時給5000円って出せばいいのに・・・。」

そう思われますよね。実際に出している薬局もあります。もっと高い時給で募集をしている会社もあります。でもそれは非常に少数派です。

なぜ、極端に高い条件で求人を出せないのか?

それは「周りの薬局の目がある」というのと「利益を追求したい」というのと「人道的な問題」等があるとのことです。


周りの薬局の目がある

1つの薬局が高い給与で求人を出したとしましょう。すると、人材を欲しいと考えている近隣の薬局も同じように高い給与で求人を出してきます。

それにより、徐々に求人に出す時給は釣り上げられていってしまいます。

利益を追求したい

「いくら出しても人材を確保したい」

そう思う薬局は多いながらも、なるべく安い人件費で採用できた方が会社としての利益が残ります。

人道的な問題

一般的に求人情報誌や広告に掲載されている薬剤師の時給は2500円~3000円ほどです。それでも一般の人からしてみると、十分に高い時給です。

もし「時給5000円」と求人に出してしまったら、一般の人はどのように思うでしょうか?良い印象を持たない一般の人も中にはいます。

「高い時給をもらっているのに、そんな仕事しかできないのか。」

そう言ってくる人もいるかもしれません。薬局もドラッグストアも客商売です。マイナスなイメージを地域内に広めたくはありません。

好条件で働きたい方は次の記事に注目してください。

7.おススメは「求人サイトの利用」 or 「直接交渉」

「転職求人サイト」を上手に利用しよう

「表には堂々と出せないが、高い時給を出してでも人材を確保したい」という薬局やドラッグストアは数多くあります。ここで言う「表」というのは、新聞広告や求人情報誌の事です。

そういった高い労働条件を提示している薬局やドラッグストアを見つける方法として「薬剤師の求人サイトを利用する方法」があります。

最近は転職するほとんどの薬剤師が求人サイトを利用しています。そのため、求人を出す側も転職サイトを利用することが多いです。

求人サイトを上手に活用する方法としては、まずは会員登録をすることです。登録をしないと一部の求人情報しか見ることができません。そして人気のある求人情報は登録者にしか見れないようになっています。

ここで言う人気の求人と言うのは「高時給の求人」であったり「残業なしの求人」であったり、薬剤師として働くなら誰でも魅力を感じるようなものです。

また、求人サイトを利用する大きな利点としては、サイトのスタッフが転職を希望する会社側と交渉をしてくれます。交渉の内容は給与(時給)交渉で合ったり、労働条件交渉で合ったりと様々です。そのため交渉次第で元々出ていた求人内容よりもはるかに良い条件で働くことができるのも珍しいことではありません。

求人サイトのスタッフは常日頃から交渉を行っていますので、完全に任せてしまった方が楽ですし、安心です。

繰り返しますと、転職サイトの性質上、会員登録しなければ好条件の求人を見つけ辛くなっています。会員登録は無料ですので安心してください


「直接交渉」は良くもあり悪くもある

求人サイトを利用せず、自分で薬局に交渉するという方法もありますが、これは良し悪しです。リスクとして考えておきたいことは、働き始めた後で何かしらのトラブルが発生した場合には、全て自分で解決しなければならないということです。

良くある話では、「約束していた話とは違う」と言った内容です。その場合には泣き寝入りか、再度交渉をしなければなりません。

同じ会社で働いている人間との交渉になるわけであり、交渉が決裂してもしなくても、非常に気まずい関係になることでしょう。

このようなことからも、薬剤師の求人を見つけるのであれば、求人サイトを利用した方が良いと思います。

※ちなみに、求人誌や新聞広告に求人を出している会社は、通常、求人サイトにも求人を出しています。ただし、見比べると、同じ会社の求人なのに、求人を出す媒体によって給与額が違うと言ったこともあります。求人サイトに掲載されている条件の方が良いことが多いです。
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