アルバイト薬剤師は「超人気」!?時給3000円は当たり前
薬剤師のアルバイトは、とにかく時給が高いのが特徴です。時給は安くても2000円。3000円ほどが一般的で、それ以上ということもあります。
また、短い時間でも働け、時間の都合が付きやすいというのも人気の理由です。
アルバイト薬剤師が人気な理由
- 時間の都合が付きやすい
- 時給が高い
- 需要が高い
時間の都合が付きやすい
薬剤師の国家資格を持っている割合としては、女性のほうが多いです。そのため、結婚や出産、子育てで職場を離れることが多いです。
しかし、子育てがひと段落するとで時間に余裕ができ、短い時間ながらも働くことを考える人も出てきます。
そういったときに、時間の都合の付きやすい薬剤師のアルバイトは人気なのです。
「1日2時間~3時間と短い時間でも大丈夫なの?」
と思う方もいるのですが、全然問題ありません。
人手不足ですので、少ない人数で店舗を回していることが少なくありません。例えばお昼休憩を取る時にも、店舗に薬剤師がいなければ、薬の販売をすることができないため、その時間だけでもアルバイトで働いてくれれば助かるのです。
このことからも
- 子供が幼稚園や学校に行っている間
- 介護をしていて、少しの空いた時間
- 夜間の短い時間
- 結婚して引っ越し、慣れない土地で慣れる間
など、様々な事情を皆さん抱えている間ですが、そんな中でも少しの空いた時間に働くことができるのが、薬剤師のアルバイトのメリットです。
とにかく時給が高い
色々なアルバイトが世の中にはありますが、薬剤師のアルバイトは他の一般的なアルバイトに比べ圧倒的に時給が高いです。
一般的なアルバイトの時給は大抵1000円前後から1500円ほどであるのに対し、薬剤師の場合は、約2000円前後から一般的には3000円。高いところでは4000円、さらには5000円というところもあるほどです。
このことからも、薬剤師の国家資格を持っているのであれば、他のアルバイトを選ぶよりも収入面で優遇されている薬剤師のアルバイトを選ぶ人が多いのです。
需要が高い どこでも人材不足が続いている
薬剤師はとにかく需要が高いです。理由は、とにかく人手不足なのです。
薬局やドラッグストアがどんどん増えているのに対し、そこで働く薬剤師の数が追い付いていないのです。
これにより、昼間なのにドラッグストアが閉まっているのを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ドラッグストアでは薬剤師がいなければ薬の販売をすることができません。そのため、薬剤師が不在の時にはドラッグストアだけ閉店することになります。
つまり売り上げが上がらなくなってしまうのです。
このことからも、なるべく店は閉めたくないわけであり、少しの時間でも働いてくれるアルバイト薬剤師の存在は貴重になるのです。
復帰する方に人気
もともと薬剤師として働いており、何かしらの理由で退職した方が、再び職場復帰するための第一ステップとしてもアルバイトは人気です。
- 一度引退した主婦
- 諸事情で引退した方
- 子育て中の方
- 子育てにひと段落した方
- 他の会社と掛け持ちの方
特にこのような方たちに人気です。
薬剤師業界は日々変化しています。新しい薬がどんどん出てきて、しばらくのブランクを持った状態で復帰すると、戸惑うことが多いです。
人によっては、戸惑いながらも正社員として働き始める方もいますが、全員がそうとは限りません。
中には、「空いてしまったブランクを埋めるため、まずはアルバイトから始めたい」という方も少なくないのです。
良い意味で責任が少ないアルバイト
一般的にアルバイトという勤務形態は、正社員に比べ責任が少ないものです。
もちろん、仕事をするわけですから、少なからず責任というものは生じてきてしまうものですが、正社員ほどではありません。そのため、大きなプレッシャーを感じることなく仕事をすることができるのが魅力です。
例えば、正社員の場合。会社から命令が出れば、週末出勤したくなかったとしても出勤しなければならないし、残業したくなかったとしても残業せざるを得ない状態になります。断ることもできるのかもしれませんが、正社員ともなるとなかなか難しいでしょう。
しかしアルバイトの場合、週末に出勤したくなければ断ることも簡単です。アルバイトですから。また、残業したくなければ断ることもできますし、残業したとしても、その分の時給はしっかり発生します。
また、何かしらのトラブルをお客さんと起こしたとしても、結局責任を取るのは正社員や経営者です。アルバイトに取らせることは通常ありません。
そういった意味でも、アルバイトをする側の人間からしてみると、アルバイトという立場を良い意味で利用すれば、とても気楽に働くことができるのです。
アルバイト薬剤師に人気のある職場
アルバイト薬剤師に人気のある職場は以下の通りです。
- 薬局
- ドラッグストア
- 介護・高齢者施設
人気のある職場と紹介していますが、大抵アルバイトで働くとしたらこれらの中のどれかになるでしょう。
ここで注意してもらいたいのは、「業務内容」です。
- 調剤を行うのか?
- どのくらいお客さんが来るのか?
- アルバイト以外に薬剤師はいるのか?
- 勤務する時間帯は?
- 勤務する時間は?
- 突然の残業はあるのか?
などです。
このあたりをしっかりとチェックしておかないと、働き始めてから「話が違う」といったことになってしまいます。
例えば、「1日3時間程度、空いた時間に軽く働きたい。」と思っている主婦の薬剤師がいたとします。アルバイトで入ったドラッグストアで、「お客さんがひっきりなしに来て、調剤をし続け、さらにレジ打ちもし、薬の説明も頻繁にし、さらには一人で勤務」なんてことになったら、不安になってしまいますよね。
そんなドラッグストアがある一方、「お客さんはチラホラで、調剤はなし。レジ打ちもなく、薬の説明はたまに。他に薬剤師が勤務しているから分からないことがあったら助けてもらえる」というところもあります。
人により、前者の方が良い人もいますし、後者の方が良い人もいます。
アルバイトをする場所によって、勤務内容が大きく異なるので、この辺りは事前にチェックしておくと良いでしょう。
夜間や単発アルバイトも人気
薬剤師のアルバイトの中でも特に高時給が期待できるのは、「夜間や単発のアルバイト」です。
このどちらも「緊急を要する意味合いが強いため」です。
急に一定の期間、常勤の薬剤師が勤務できなくなってしまった場合や、転職・退職してしまったという場合に、その穴を早急に埋める必要が出てきます。
しかし、ただでさえ普通の求人ではなかなか集まらないのに、同じような条件では見向きもされません。また、長期的に雇用してくれるのであれば魅力は感じますが、緊急で期間限定ともなると、余程の好条件でなければ人材は集まってきてくれません。
そのため、昼間のアルバイトよりもさらに良い条件で募集することがあります。緊急であれば緊急であるほど、条件は良くなります。
緊急の求人は表に出にくいデメリットがある
緊急を要する求人は特に表に出にくいことがあります。
理由としては好条件であるため人気であるということと、特に単発の場合、特定の短期間だけの求人となるので、広告を出す際に出費が必要となる、求人広告には出さないことがあります。
とはいえ、求人に出さなければ誰にも知られないため、「薬剤師専門の転職サイト」に情報を出すのです。
アルバイトの扱いは良い?悪い?
「アルバイトは地位的に正社員よりも下」
一般的にはそのように思われがちです。そのため、地位を利用され正社員から変な態度を取られ、アルバイトで働くことに抵抗がある方も少なくないかもしれません。
しかし、薬剤師の場合、事情が違います。
まず、人手不足であり、どうしても人材が欲しい状態です。極端な話、薬剤師の免許さえ持っていれば誰でもいいから働いてほしいと思っている会社も少なくありません。
薬剤師がいなければ、薬局であれば処方箋がさばけなかったり、ドラッグストアであれば薬を販売することができません。
商売をする上で、人材がどうしても必要なのです。
そのため、地位の面で言えば社員のほうが上かも知れませんが、アルバイトに対しての態度はものすごく気を付けます。辞めてしまっては自分たちの首を絞めてしまうのと同じだからです。
このようなことがあり、薬剤師業界、特に人手不足の会社ではアルバイトに対しての対応を気を付けるのです。
ただし、それでも扱いが悪い薬局やドラッグストアもあることでしょう。そういったときには、すぐに辞め、他の薬局やドラッグストアに行けば良いだけの話です。
なぜなら、繰り返しになりますが、多くの薬局やドラッグストアが人材を確保したくて仕方がない状態だからです。そのため、無理に雰囲気の悪い、人間関係の悪い場所にとどまる必要はないのです。