薬剤師転職で必要な履歴書の準備

就職も転職も、新しい職場に行く際には「履歴書」を提出します。一般的な会社であれば履歴書を採用の判断材料として使いますが、薬剤師の業界の場合、履歴書はあまり重要視されません。

重要視されるのは「人間性」です。しっかり患者さんと向き合えるのか、その資質はあるのか。これが一番重要になってきます。

履歴書は参考程度 面接が重要視される

薬剤師の場合、重要視されるのはあくまでも「面接」であり、履歴書で見るのは「国家資格の有無」「今までの転職歴」くらいのものであり、そこで最終的な判断をするということはありません。

これは、薬剤師が大変不足している現在だからこそ言える状況かもしれません。履歴書を見ただけで落とすなんてもったいないことはできないのです。

そもそも履歴書とは、面接のときに話をするため材料に過ぎません。例えば書かれている「出身大学」を見て、「〇〇薬科大学を卒業しているんですね。どの授業が面白かったですか?」や「どんな研究を行ったのですか?」と言った話ができます。

履歴書に書かれている内容は、その本人が体験してきた内容です。それに対して質問をし、答えが曖昧であったりする場合には、コミュニケーション力(会話力)を疑うことになります。薬剤師にとって一番重要なスキルは「コミュニケーション能力」なのです。

薬剤師に必要なのはコミュニケーション能力

薬剤師にとって、コミュニケーション能力(会話力)は必要不可欠なものです

例えば門前薬局の場合。患者さんは病院にかかってから処方箋を持って来店されます。その時、どのような薬を現在服用しているのか、処方された薬の効果はどの程度のものなのか話をしなければいけません。

多くの患者さんは、薬の知識があるわけではありません。そのため、どの薬との飲み合わせが良くないのかを知る由もありません。そのため、処方された薬以外に普段服用している薬があるのかないのか。そしてある場合には、その薬と今回処方された薬の飲み合わせはどうなのかと言うことを、薬剤師は適切に判断する必要があります。

そのため、しっかり患者さんから話を聞く必要があるのです。

患者さんのタイプを見極める

患者さんにも色々な方がいて、しっかり受け答えしてくれる方もいれば、そうでない方もいます。「しっかり受け答えしてくれなかったから、説明できなかった。」ではすみません。万が一、薬局から出した薬の影響で何かしらの体調の不調を訴えるようなことになれば大きな問題となってしまいます。

このようなこともあり、しっかり患者さんの話を聞く必要があるのです。

また、「病は気から」という言葉があるように、薬剤師がしっかりと丁寧に説明をすることにより、薬の効果を引き出すことも可能です。体調が悪い患者さんの心のよりどころになってあげられるような説明が、必要となってくるのです。

このように、患者さんへの適切な薬の説明は、薬剤師にとって重要な仕事となるわけです。そのため、「目を見て話せない」とか「言葉足らず」と言ったことは、あってはならないことなのです。

人を見分ける能力も必要

コミュニケーション能力に似ているのですが、患者さんのタイプを見分けることも必要です。例えば門前薬局に来る患者さんは、大抵病院で待たされ診察を受けてからきます。

長い時間待たされて、うんざりしている中、薬局に来るのです。

そのため、薬の効能についてしっかりと話を聞いてくれる方もいれば、早く帰りたくて説明を聞きたくないと思っている方もいます。

対応している患者さんがどういったタイプなのか。すぐに帰りたいと思っているのか、それともじっくりと話を聞いてくれるタイプなのか。

この辺りの判断を瞬時に行う必要があります。

上から目線の薬剤師はNG

薬剤師は、「先生」と呼ばれる職業です。新人でもベテランでも「先生」と呼ばれることがあります。この「先生」と言う言葉は、時として人を勘違いさせてしまうことがあります。

たまに特に経験が豊富でない薬剤師でも、周りから「先生」と呼ばれることで、偉くなった気になって勘違いをしてしまうことがあります。さらに現在の薬剤師不足の世の中。薬剤師の需要は高く、非常に重宝されます。

そういった環境からか、「天狗」になってしまう薬剤師も少なくありません。そのため、患者さんへの対応も「上から目線」になってしまうことがあるのです。

更に、例えばインフルエンザの季節。多くの患者さんが訪れることになります。朝から晩まで同じような説明の繰り返しになります。患者さんからしてみたら初めての薬の説明です。しかし薬剤師にとって、その日、30回目の説明となるかもしれません。すると、どんどん説明が雑になってきたりするのです。

また、薬に関して薬剤師は「プロ」です。一方患者さんは「素人」です。すると、「そんなことも知らないのか」という態度が出てしまう薬剤師もいるのです。

いずれにせよ、薬剤師の悪い態度は薬局にとってマイナス要因でしかありません。患者さんはどの薬局で薬をもらっても良いのです。

1人の態度の悪い薬剤師のために、薬局の悪い評判が広がってしまうと患者さんが来てくれなくなってしまいます。そうなってしまうと、薬局経営が成り立たなくなってしまいます。

結局大事なのは人間性

このようなこともあり、薬剤師に必要なことはコミュニケーション能力。しいては「人間性」です。

そのため、履歴書だけでこれらの事を判断することはできません。確かに薬局にとって薬剤師は必要な存在です。何としてでも採用したいと思われている世の中です。

しかし薬局も経営を続けていかなければなりません。そのため、人とまともに会話ができそうにない人間を採用することはないのです。

なので、履歴書は普通に書けていれば問題はありません。初めからコミュニケーション能力が完璧に備わっている人なんてほんの一握りです。働きながら身に付けていければ良いのです。将来的に能力を身に付けられそうかどうかを面接官は見極めます。

とにかく面接のときに、担当者の目を見て、しっかりと受け答えができることが重要です。緊張していつものような力が出せなかったとしても、その辺りは面接官も十分に考慮してくれます。

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