薬の服用法 「分1」「分2」「分3」

記事内には広告が含まれています。

飲み薬の服用法は「1日◯回食後、食前、食間」などの服用時点で示されますが、この「1日◯回」を薬剤師は「分◯」(◯に数字が入ります。)と言います。

1日1回であれば分1(ぶんいち)、1日2回であれば分2(ぶんに)、1日3回であれば分3(ぶんさん)といった感じです。

通常、1日◯回の後に服用時点を入れて、「分1朝食後」とか「分3毎食後」などといった言い方をします。この表現は入力時、調剤時、問い合わせ時など、様々な場合に使われます。実際の現場では次のような会話をします。

  • 「この患者さんの薬は分2から分3に変わったので、入力変更お願いします。」
  • 「毎食後で良いですか?」
  • 「はい、分3毎食後です。」

ただし、「分◯」と言った表現は飲み薬の時のみに使われるもので、塗り薬などを1日3回塗るような指示がある場合では分3とは言わず1日3回と言います。

これはそもそも処方箋の書き方からきているためです。塗り薬などは処方箋上で全量が表記されますが、飲み薬は1日量で表記されます。つまり1日量で表記された薬を何回に分けて飲むのかという表現方法になっているのです。

   

同じカテゴリー内の記事一覧

       
記事のタイトルとURLをコピーする