「コンプライアンス」という言葉は薬剤師も使います

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コンプライアンスという言葉は通常、「企業コンプライアンス」などというように法令遵守の意味で使われることが多いかと思います。この言葉を薬剤師は服薬遵守の意味合いで使います。

服薬遵守とは、患者が薬の飲み方を守って服用できていることを指します。日常の会話の中では次のように使います。

  • 「あの患者さん、この前薬が出たの2ヶ月前だけど他の薬局に行ってたのかな?」
  • 「コンプライアンスが悪いんです。血圧上がった時にしか飲んでないみたいで。」

分かりやすい言葉で言うと次の通りです。

  • 「あの患者さん、この前薬が出たの2ヶ月前だけど他の薬局に行ってたのかな?」
  • 「適切に服用していなかったんです。血圧上がった時にしか飲んでないみたいで。」

イメージとしてはこのような感じとなります。

コンプライアンスは良い、悪いで区別されます。コンプライアンスが悪い場合には、飲み忘れがある場合だけではなく飲み間違えてしまったり、決められた服用時間を守れていない場合も含まれます。

またコンプライアンスという言葉は、薬剤師が患者の服薬状態を経時的に記録する薬歴の中にも出てきます。薬歴に書く場合には略語で「Comp.」と書かれる場合も多くあります。この略語を使って「Comp.良好」「Comp.不良」などというように薬歴に記載します。

   

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