「Do(ドゥ)処方」とは「同じ」という意味

   

薬剤師として現場で働くようになるとまず出会う言葉の一つに「Do処方」という言葉があります。一日の業務の中で使わない日はまずないと言っても良いほどよく使われる言葉です。

同一人物で処方内容が同じ時、その処方のことをDo処方もしくはDoと呼びます

「◯◯さんの問い合わせお願いします。」
「Do処方だけど何か処方が変わるんですか?」
「はい。処方は前回Doできているのですが、診察では今回から薬の内容を変えようという話だったそうです。」

というように患者さんの処方内容について話す時に使われることもあります。また、調剤方法について使われる場合もあります。

「今回、この患者さんの一包化はどうやって作ればいいんですか?」
「◯月×日とDoで作ってくれれば良いです。」
「わかりました。じゃあ下剤だけ別包ですね。」

といった感じで一包化や粉砕などの特別な調剤をする場合に、前回や特定の日付の調剤方法を指して使われることもあります。

薬歴の中でも使われる「Do」

会話の中だけではなく、患者さんの情報を記載し管理する薬歴の中でも、Do処方という単語はよく使われます。

薬歴は患者さんから得た情報などを記載するS(Subjective)、検査値などの客観的情報を記載するO(Objective)、薬剤師の視点からの考察であるA(Assessment)、薬剤師から患者さんへの指導した内容であるP(Plan)からなるSOAP形式で書かれることが多くあります。このうち2番目の客観的情報を記載するOに「Do処方」という単語が使われることがあります。

またレセコンと呼ばれる診療報酬明細書、いわゆるレセプトを作成するコンピュータがほとんどの薬局にはあるのですが、このレセコンの中には「Do」ボタンがあるものもあり、そのようなレセコンでは「Do」ボタンを押すと前回と同じ処方内容が入力されます。

Do処方という単語は薬局だけでなく病院でも使われる単語です。カルテの記載にはもちろん使われますし、ただ一言「Do」とだけ書いた院内処方箋を見ることもあります。

「Do」の語源は諸説ある

Do処方の語源についてはドイツ語で「同上」を示すdittoという単語が語源になっているという説が一般的ですが、他にもいろいろな説があり、英語の「Do」からきているという説や日本語の「同じ」という単語の音読み「ドウ」からきているという説もあります。

もともとは、前回と同じという意味ですが、実際の現場では「前回Do」「◯月×日とDo」など特定の日を指す単語を入れてその時と同じという意味で使ったり、「Do処方◯日分」などと用法用量を示しているだけであったりと非常に幅広く使われています。

   

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