知っているようで知らない「内服薬」と「外用薬」

   

処方箋で出される薬は「内服薬」、「外用薬」、「注射薬」の3種類に分類されます。

一般的に飲み薬と呼ばれる体内に入って作用する薬の総称を内服薬、内服薬と注射薬以外の体外に作用する薬の総称を外用薬といいます。

内服薬には粉薬、錠剤、カプセルなどの他に口の中で溶かしたり、噛み砕いて飲むチュアブルや舌の下に置いて粘膜から吸収させる舌下錠なども含まれます。

外用薬は湿布やテープなどの貼り薬、点鼻薬や目薬などからうがい液や座薬、軟膏・クリームなどの塗り薬まで様々なものがあります。

また、喉が痛い時などに舐めるトローチも外用薬です。口の中に入れて溶かすので内服薬と思われがちですが、口の中の粘膜に作用させる薬なので外用薬の分類になります。

意外と医療関係者ではないとこの呼び方を知らない人が多いのですが、実は薬を入れて渡される袋の一番上に大きく「内服薬」「外用薬」と記載されていることが多いです。

これら薬の分類は厚生労働省が出している「日本薬局方」という薬の規格基準書の中で決まっています。薬の分類に何の意味があるかというと、処方箋の書き方やその他様々な規則に関わってくるのですが、現場の仕事に一番大きく影響するのは薬の料金の計算方法です。

処方箋で出される薬の計算方法は1点10円の点数制で行われており、細かく算定法が決まっています。この計算の際に内服薬と外用薬では調剤料と呼ばれる手間賃のような点数が違うため、入力を間違えてしまうと大変なことになってしまいます。

また処方箋の書き方で内服薬は1日に服用する量と日数を記載するきまりになっているのですが、外用薬は全量表示と言って処方される薬の総数を記載する必要があります。入力の際に間違えてしまうと患者負担金が変わってしまいトラブルの原因になる恐れがあります。

さらに入力の間違いは、患者負担分以外の診療報酬を医療機関に支払う支払基金のチェックに引っかかってしまい、きちんと診療報酬が支払われない原因になることもあります。

普段の会話の中では「薬」を取って「内服」とか「外用」と使われることが多いです。

例えばトローチの入力が間違えていた時などは「トローチは内服じゃなくて外用だから全量で入力お願いします。」という言い方になります。

処方入力用のパソコンは薬剤名を選ぶ際に内服薬か外用薬か自動で判別してくれます。しかし量の入力は手動なので、内服薬のように1日量で入力してしまった時に先ほどのような言い方をして入力を直してもらうことになります。

   

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