薬局では「メートルグラス」で液体を測りとる
子供用のシロップなど、液体の薬を量りとる時には「メートルグラス」という器具を使います。メートルグラスの素材はガラス製で、形は円錐が逆さまになった形をしており、円錐の頂点部分に足がついています。
円錐の側面には目盛りが付いており、この円錐部分に液体を入れて体積を量ります。メートルグラスは「液量計」とも呼ばれます。
液体を量りとる際には、足の部分を利き手と反対側の手で持ち、目線の高さに合わせて量りとる液体を入れていきます。この時、メートルグラスの足の付け根を親指と人差指で挟むように持ち、他の3本の指で足の底部分を支えます。
液体の測り方は、学校の理科の実験の時にメスシリンダーで測ったように、液体表面に目線を水平に合わせ、表面張力を加味して側面に書かれた数字を読み取ります。
メートルグラスには様々な大きさのものがありますが、多くの薬局には20mLのものと50mLのものが置いてあります。量りとるタイプの点鼻薬など飲み薬以外の薬剤でも使い事がある薬局には、飲み薬用と飲み薬以外用で分けているところもあります。
※ページ上部の画像はイメージです。
![]() メートルグラス 円錐形 円すい ガラス製 50ml
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